ダメダメ執事×強がりお嬢様






『裕美お嬢様!!』



ドアを、思いっきり開けて入ってきた晃



そして、うしろには警備員がいて倒れたままの宏を運んでいった




警備員が居なくなると・・


『あの…お嬢様?』



気づけば、泣いていた。


ぼろぼろと、涙がこぼれていて


自分でもわからないくらいに、泣いていた



そのとき。


晃が、私を抱き締めた



私の震えている手を隠し、涙までも隠すように。



ぎゅっと、抱き締めた。






< 23 / 62 >

この作品をシェア

pagetop