ダメダメ執事×強がりお嬢様



『あの・・お嬢様・・?』



名前を呼んでも返って来るのは、すやすやと眠る裕美の寝息だけ



晃は裕美を軽々と持ち上げ、お姫様抱っこをして
裕美の寝室まで運んでいった。




「た・・つや…」



『・・寝言・・ですよね?』



はぁ・・と、ため息をつく晃


そして…静かに裕美の唇にキスをした



触れるだけの軽いキス



けれど、まるで恋人同士のような風景だった。



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