ダメダメ執事×強がりお嬢様
カンナが個室に入ると
裕美は、晃の用意した紅茶を飲んでいた。
「お嬢様、お目覚めになられたのですね」
「え、えぇ…まぁ」
『お嬢様、一息ついたらご主人様にお会いしますよね?』
「はい、一応、挨拶はしないと・・」
「では、私はお手伝いに行ってきますね」
カンナは、そそくさと個室を出て行った。
「?」
『カンナさんも、気を使ってくれてるんじゃないんですかね?』
「え?気を使うことなんか・・一つも…」
『くすっ、そうですかね…?』