ダメダメ執事×強がりお嬢様





ぐいっと、手を引っ張られて



腰に手を回される。




やっぱり、



晃じゃない…




顔を見上げても・・



はっきり、見えない…




音楽に合わせて足が勝手に動く。



そして、そっと囁かれた。




「私は、あなたの執事、晃の兄です」



「…そして、婚約者の一人でもある」



最後の言葉を言い終わるとき、


音楽とともに、皆のダンスが止まる。




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