先生
三年生を送る会も終わり、残すは前期選抜と卒業式。
その前期選抜も、ついに彩花は明日に控えていた。

クラスにはもう、前期選抜を終え、合格した人も落ちた人もいる。

みんなが簡単には受からない。
わかっていたことだけど、やっぱり、みんなが受かると期待していた。


彩花は明日前期選抜で、四日後には結果がわかる。
自分は受かるのだろうか。
彩花はそんな不安でいっぱいだった。



そんな時、彩花の不安を軽くしてくれたのは、先生だった。
< 99 / 118 >

この作品をシェア

pagetop