輪廻(りんね)

この切れ目の入った円には
それぞれ様々な色があり、
終止符を迎え終点を出た魂は

同じ円の起点に入る。

魂が終点から起点へ向かっている間に

円は色を変える。


色を変えることにより

魂は同じ人生を二度歩まなくて済む。


そしてその時魂は記憶をなくす。


記憶をなくした魂は起点に入った途端に


新しい記憶を作る。


しかしこの時例外がある。

それは古い記憶を覚えていながら

新しい記憶と共に存在し続けるという場合。


しかし、リスクがあり、


この輪廻のサイクルとなる

切れ目の入った円が通常より小さい。


つまり、死ぬのが早いということ。
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