Replicant・Lover’s-L No.6 2 Method to human

ニシカワさんの言葉に何て答えるのかと思っていたら、彼はまるっきり無視した。

「レン、拘束は出来たか？」

「ああ」

女性職員さんを束縛し終えたレンが立ち上がる。

ジンはいつの間にかあたしの腰を抱くようにして横に立っていた。

あたしのポケットから携帯電話を抜き取って、例の如く電池パックと分離するとその両方を自分のポケットに納めた。

「では、悪いがキミにはもう少し俺達に協力してもらう。なるべく無傷で帰したいから騒いだり暴れたりしないで欲しい」