Replicant・Lover’s-L No.6 2 Method to human
「お、あれあれ。あの先が、俺らの居住区、ロボット牧場でございまーす」

オリジナル・レンがバスガイドさん口調で手のひらを向ける。

廊下の先に曲がり角があった。広い渡り廊下のように見える。

「ロボット牧場?」

「ふざけているだけだ」

首をひねるあたしに答えてくれたのはオリジナル・ジンだった。

「あそこに入るの?」

「いや、通り過ぎる」

通り過ぎちゃうんだぁ。このオリジナル・ジンの部屋、ちょっと観たい気がするんだけどな。


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