Replicant・Lover’s-L No.6 2 Method to human
「……だが……」

こっちに向かってくるオリジナル・ジンが突然、口を開いたから、あたしは、びくんと身体を震わせてしまった。

横顔を見せ、オリジナル・ジンはレンへこう聞いた。

「……だが、レプリカは彼女がどこにいると言った? 俺の元にいると言っていたか? レンの元にいると予想していたんじゃないか? 『俺が助ける、お前は足止めをしてくれ』と……」

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