Replicant・Lover’s-L No.6 2 Method to human
自分との決闘 A duel with oneself
首を回しただけじゃよく見えなくて、身体をひねって床を這うようにして廊下の先を振り返ると、
「リッカ、大丈夫か?」
と、言ったその姿は、おおよそ大丈夫そうに見えなかった。
「ジン!!」
いつも一番下だけ外している上着のボタンは全部外され肩に引っ掛けている状態で、ネクタイは緩んで首にぶら下がり、白いシャツは……襟から胸元までべっとりと赤く染まっていた。
「いやぁっ!!」
「リッカ?」
「ジン、やだっ、やだやだ!!」
一瞬、ジンが撃たれたあの時の事が頭をよぎる。
「リッカ、大丈夫か?」
と、言ったその姿は、おおよそ大丈夫そうに見えなかった。
「ジン!!」
いつも一番下だけ外している上着のボタンは全部外され肩に引っ掛けている状態で、ネクタイは緩んで首にぶら下がり、白いシャツは……襟から胸元までべっとりと赤く染まっていた。
「いやぁっ!!」
「リッカ?」
「ジン、やだっ、やだやだ!!」
一瞬、ジンが撃たれたあの時の事が頭をよぎる。