Replicant・Lover’s-L No.6 2 Method to human
もちろん、レン。

「ご、ごめん。大丈夫?」

慌てて退けてレンを振り向く。レンもジン程じゃないけど酷い。

「大丈夫。ちょっと立ちたくないけどな」

「でも、レンも血が……」

「消火器の取っ手でちょこっと切った。頭だから大げさに出てるけど。それよりもジン……」

レンはゆっくりと起き上がって、壁にもたれかかって座った。

目はジンの方を向いてて、それをあたしも目で追う。

「ジン……付けたはずの左腕が無い……」

えっ!?

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