Replicant・Lover’s-L No.6 2 Method to human
わずかに眉間に皺が寄っているのがわかる。

「俺とキミでは価値が違う。キミは唯一無二の存在だ、キミの命は一つしかない。しかし、俺は壊れれば代えの利く廉価なロボットだ」

で、やっぱりジンの思考はそこに行きつくし。

「代えなんか無いの!! あたしのジンはひとりだけって何回も言ってるでしょ」

手を伸ばして、ジンの首に腕をまわす。

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