Replicant・Lover’s-L No.6 2 Method to human
自分とジンを交互に指差していたレンを小突いて窓から横を覗き込む。

後ろからやってきた大型トレーラーがあたし達の乗った車を追い越して行き、その荷台には大型の二足ロボットが二つの作業用アームで膝を抱える様にして納まっていた。

「極地作業用車両だな」

それまでずっと黙っていたジンも興味深げにロボットを見上げている。


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