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「小百合は何科?」

「普通科」

「ああ、一緒。同じクラスかもね」


普通科だけは2クラスで、あと他の科は1クラスあるところから、4クラスあったりと様々だ。




「俺小百合と同じクラスがいいな。
早速友達できたしー」



私はやだ。こんなストーカーなんかと。

てかこんなちょっとで、私は友達の分類に入るんだ…。



「あんたのその性格なら、多分すぐ友達できるよ」


「あーどうだろうね」



私は真実を言ったつもりだったのに、零は曖昧な笑みを浮かべる。



「俺基本仲良くなりたい人としか仲良くならないから微妙ー」



……だからって、会って5分ぐらいしか経ってない人に本音ぶちかまされてもどうしようもないからね。



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