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「あ、これ俺の友達」


「へー」



指差したのは、『久保陸』というひとと『桜庭直希』ってひとと『飯田裕介』ってひと。
全員音楽科のひと達だった。


ていっても、へーとしか言い様ないし



「この3人と俺でバンド組んでんだ」


「へー…」



だからへーとしか言い様ないって。




「心底興味ないみたいな喋り方すんなよ」



零は苦笑気味に笑うが、

いや、心底興味ない゙みたい゙なんじゃなくて、心底興味ないんだよ



「俺がこれでもヴォーカル」


「ああ、できそう」



声きれいだもんね


「うそっサンキュー」



適当に流した言葉に喜ばれてしまった…。


え、なんか超罪悪感。



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