Azure Music



人に笑顔をつくってあげれるような力は私にはなくて、人を悲しませる顔をつくるのはとてつもなく得意だ。


私には、人を楽しませることはできない。




必ず私に音楽は付きまとう。

どんなに離れようとしても、音楽は人が持ってくる。


お母さんも、お父さんも、直希も。

私の周りには音楽の才能が溢れる人間ばかりだ。




必ず思い、必ず言う


゙私はもう音楽なんていらない゙


自分勝手にもほどがある。



自分が音楽によって崩れないためにいつも逃げる


私はきっと、自分しか興味がないんだろう。


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