azure days-ツンデレ彼女とバカ男-
放課後。
このクラスの女子は仲がいい。
とゆうわけで皆で残って教室で喋っている。
中学のときの話とか部活何に入るかとかの定番の話の後、やっぱり定番のあの話。
そう、恋バナ。
「光莉は誰か好きな人いるのー?」
「いないいない!!」
「意外ー!!でも光莉かわいいからすぐに彼氏できるよね」
「いやーできないっしょ♪」
あたしは明るく言う。
なんかもう恋する気にもなれない。
「光莉ー!!」
うわ、今頭に浮かべてた人に呼ばれた。
1年の教室でそんな叫ばないでよ。
「誰ー?」
「あたしらの先輩。ちょっと行って来るねー」
「「「「いってらっしゃーい」」」」
教室を出るとき、背後から「かっこよくない!?」とか「いーなー、光莉」とか色々聞こえた。
まだ多少の優越感を覚えてしまうのはきっと条件反射だ、うん。