azure days-ツンデレ彼女とバカ男-
「これでも南中のトップドラマーだったんだぞー♪」
南中?!
あたしとアサは吹奏楽やってたからわかるけど、南中といえばこのあたり一帯でもトップレベルで、毎年金賞取るようなところだ。
中でもドラムが上手くて、毎年何人かの候補者からたった1人が固定ドラマーとして選ばれている。
「すごいじゃん祐夏!!」
「ドラムはちっさい頃から好きだったから♪」
「ほんとにやってくれるの?」
祐夏は口の端を上げてにやっと笑った。
外見はほんとに可愛いが、少年の様な笑顔が良く似合う。
「おうよ!!任せとけー♪」