azure days-ツンデレ彼女とバカ男-

「アサ、お願い」

あたしからの多分初めての真剣な頼み。

アサもそれは分かっているようで、一瞬ためらってすぐにあたしを見つめた。


「…いいよ!」


「やったー!!アサありがとう♪」

「うわっ…!ちょ、祐夏!?」

祐夏がアサに抱きつく。
テーブルが揺れてアサのシェイクが落ちそうになったが、すぐあたしが捕まえた。






和明に報告しなきゃ。



あたしたちのドラムとサポートが決まったって。


どんな顔して喜ぶかな。




あたしはガラにもなく浮かれてる自分に少し引いて、メールを打った。

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