自殺志願者~墜ちた秀才~
ホストクラブ初体験の日。

場所がわからなかったので流樹と同伴ということにしてタクシーで迎えにきてもらった。

もちろんタクシー代は自分持ち、同伴料金もかかる。

でもその頃はお金に余裕があったし、登校拒否でふさぎ込んでいたこともあって全く気にしなかった。


当時流樹はまだ新人で、お客さんが1人もいなかった。

だから流樹にとって初同伴、初指名の客が遥だった。


ホストはそういう初の相手を忘れないって言うけど本当かな…?

少なくとも流樹とはこの後も長い付き合いをすることになるから、忘れないだろう。



< 4 / 8 >

この作品をシェア

pagetop