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「俺、メリッサ。カインとは仕事仲間兼、友人。よろしくね? ララちゃん」
ちゃっかり自己紹介をして、まだ友人などと勝手なことを言っている。
メリッサは別に嫌いじゃないが、こうも近くにいると疲れる。
ララも最初はオドオドしていたが、段々慣れてきたのか、笑顔を見せてメリッサと話をしていた。
「お仕事……どんな?」
「俺は、組織や任務に必要な情報集め」
「……カイン、は?」
ララの自然な問いにメリッサはしまった、という顔をした。
「えっと、カインは……」
「殺し屋だ」
メリッサが誤魔化そうとするより早く、俺はそう言った。
ララは驚いた顔ではなく、ただ哀しそうに笑って「そうなんだ……」と言った。
きっと薄々気付いていたんだろう。
昨日だって、血塗れの出会いだったんだ。
軽蔑されようが、構わなかった。