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それ以上言葉を紡げないでいるわたしに、カインはため息をつきながら言う。
「だから、いつまでここにいるのかと聞いている」
「っ、いつまで、って……」
その言葉に胸を鷲掴みされたかのような圧迫感を覚える。
拒絶されたと思った。
彼にとってわたしは煩わしい存在だったのだろうか。
色んな考えが頭の中でものすごい速度で巡る。
ぐるぐる、ぐるぐる
目の前がどんどん暗くなっていく。
混濁する思考の末、わたしはやっと言葉を紡いだ。
「もう少しだけ、ここにいさせて……」
自分でも驚くほど震えた声が「ここにいたい」と彼に告げる。
祈るように、彼の返答を待った。