今でも愛してる
『ここ。』
祐也は自分の部屋にあたしを入れてくれた。
『あ、ありがと。』
あたしは涙を拭いた。
『正直俺は、お前が言ったんだと思ってた。
最近咲とも仲良かったから口が滑ったりして
言っちゃったんかなとか思ってた。
ホントに諒は言ってないんだな?
俺は諒を信じていいんだな?』
祐也はあたしに聞いてきた。
『信じてよ・・・あたしがスキなのは
祐也ダケだよ?』
あたしがそう言うと
“了解。”
と言ってあたしにキスをしてきた。
今まで喋れなかった分、今まで
キスできなかった分あたし達は
その事を埋めるようにたくさん話して
たくさんキスをした…
だけど祐也、あなたは違ったね。
あたしの気持ち届いてなかったんだね。