今でも愛してる


『はぁぁぁぁ!?何よ?』
悠はものすごい勢いで階段を降りてきた。





『やっばい!!祐也、逃げよ。』
あたしはそう言って祐也の手をつかんだ。



後ろからものすごい勢いで悠が走ってくる。さすがバスケ部。走ってばかりのことはある。それに負けないくらい祐也もはやい。さすがサッカー部。ずっと走ってるしね。あたしは野球部のマネージャーだから全く走らない。

そんなあたしを見かねたのか、祐也はあたしを抱えて走り出した。


『ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』
あたしは祐也がいきなりあたしを抱えて走り出すもんだから、ものすごくびっくりした。

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