今でも愛してる


『お二人は何処にいったんですか?』
翔太はニヤニヤした顔であたし達を交互に見た。

『カーラーオーケー』
祐也はふざけた口調で答えた。
『カラオケ?何したの?』

『歌ったの。』
あたしは当たり前の事を答えた。
『じゃーなーくて!!祐也さっきさ、また
しようなとか言ってなかった?』
翔太はホントは何したかとか後ろにいたから
知っていて当たり前なのにあたしたちの
口から聞きたいと言わんばかりに聞いた。

『何って愛の運動?』
祐也はサラッと話してしまった。
そんなこといったらヤったってバレバレじゃん
と思いながらも隠す意味がないと思い
あたしは抵抗しなかった。

『やっぱ付き合って1年もたってりゃ
当たり前か!てか、お前ら遅すぎだと
思うけど・・・・・祐也、詳しく教えろよ』

翔太は普通の年頃の男の子みたいに
祐也にちっちゃい声で言った。


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