今でも愛してる


祐也はあの日を境に別人へと、変化していってしまったんだ。





変だと思っているのはあたしたちだけじゃない。
クラスのみんなも、学年中………いや、学校中がそう思っているのだと思う。
それくらい祐也は変わってしまったんだ。





『祐也くん、何であんな人たちとつるむようになっちゃったの?』
悠は今までに聞いたことがないくらい弱々しい声であたしに聞いてきた。


『あたしにもわかんないよ。何があんなに祐也を変えたのかも……。』
あたしは正直な気持ちを悠に伝えた。

『ちょっ!?諒!?何で泣いてんのよ!?』
悠はあわただしくあたしの鞄からタオルを差し出した。





『ふうぅっ…なんっっでっっゆ……やっっはっっ……。』
あたしは言いたいことが言葉というものにならなかった。だから言いたいことも言えなかった。





『諒!!ほらっ、はやく立って、保健室行こ!!』
悠は泣いているあたしを支えながら保健室へと連れていってくれた。
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