今でも愛してる
『んーん…別にいいのっ…
でも祐也、階段で
キスしてくるなんてエロイよ??』
あたしは下から祐也を覗き込むように言う。
その瞬間、祐也はゆでダコの
ように真っ赤になった。
『うっっうっるさぁぁあい!!』
祐也は耳まで赤くしながら
あたしに怒鳴る。
『……何で赤くなってんのよ?』
あたしは祐也が何で赤くなって
いるのかが分からなくて
祐也にたずねる。
『うっさいわぁっ!!
あっ暑いんだっ!!』
祐也はあたしにそう言うと、
教室に行くからここで待ってろ
と言って屋上を出ていった。