今でも愛してる
あたしが教室に入ると
2人もずかずかと入ってきた。
『はい、お弁当。』
あたしはそう言ってお兄ちゃんにお弁当を渡した。
『なぁ〜??諒〜!?俺のは??』
健ちゃんはあたしに聞いてくる。
『健ちゃんのはないかな』
あたしは苦笑いで
健ちゃんに言った。
『ちょっ、諒ー??
その2人とどういう関係よ?!』
悠はあたしに聞いてくる
『俺は、こいつの兄貴。』
お兄ちゃんはそれだけ言うと教室から出ていった。
『俺は、諒の彼氏〜!!
ってのは嘘で
諒の兄貴と親友なんだ。』
健ちゃんはそう言って教室から出ていった。
『………うっそっ!!詐欺っ!!
諒と渉さん
全然似てないじゃん!!』
悠は開いた口が
ふさがらないみたいな感じで
あたしを見てくる。
『ンで??何の用っっんんんっっ』
あたしが悠に言おうとした瞬間、
祐也が
いきなりあたしにキスしてきた。