ひまわり
「……ちょっ……//」
みるみるうちに汐莉の顔が真っ赤になっていく。
あんまり見ない、照れてる汐莉。
すっげー可愛い……
むちゃくちゃ可愛くて僕は
汐莉を誰にも渡したくなくなった。
って、最初っから他に渡す気なんて
さらさらねーんだけどな?
ちゅっ
なんて考えてたら
僕の頬に温かいモノが触れた。
え……?
今のって……汐莉…からだよな…?
いや、まさかのまさかだろ。
あの汐莉が?!
自分からキスだと?!
「…ばか。顔……近い//」
「…汐莉………」
やべー……超可愛い
ヤバいヤバいヤバいヤバい………
僕は必死になって理性を保っていた。
けど、汐莉の可愛さに耐えられるはずもなく
「汐莉……お前可愛すぎ」
ちゅっ
と触れるだけの軽いキスをした。
「…ほら」
僕は真っ赤な汐莉を立たせると
最後にもう一度強く抱きしめた。
「健……?」
ばかやろー……
男の前で可愛い声だすなよ、理性が飛ぶ。
「続きはダーメ♪」
「……っ…///」
それにしても、汐莉……顔真っ赤すぎ。
そんなに恥ずかしいのか?
まっ、そんな汐莉も可愛いけどな♪
「俺、さっきんトコ戻るわ」
「うっ、うん」
汐莉を海辺に残して、僕はさっきいた場所に戻った。
なぜかすごく不甲斐なくて
「はぁ~……何やってんだ、俺」
と呟いて髪を掻きあげた。
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