まっすぐ、あるいてみた
まじでか。

さっきのぼくをたすけたひとはおどろいた。

かなしげなめをいっしゅんした。

ぼくがひとごろしだってしったら、どうなるかみてみたかった。

くさったおとなたちのように、にやにやぼくをころすのか、

がんばってぼくをころすのか。

しねよひとごろしとぼくのこころをころすのか

ぬかるんだつちのうえにぼくはたった。

ときがとまったようだった。

はやくぼくをころせばいいのになにをしている?

おい、おまえ、なんねんうまれだ?

もすぐりーんのひとみがゆれる。

わぁ、そうくるとは、まぁいいか。

なんできくのかはしらないがぼくはこたえた。

かれは、ははは。とわらった。

たのしいやつだな、いまはおまえがうまれたとしから

だいぶたってるよ、およそ300ねんくらいね!

ろうそくのひがふ、ときえた。

うそだろ?
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