Chocolate・Kiss
+この詩から生まれた小説+
〜chocolate・kiss〜
君に貰った ひと欠片.
ひと欠片のチョコレート
暗闇の部屋の中
口の中で甘く溶けていった
この口溶け...
まるで君のKiss
君の甘く優しいKiss
涙が出そうだよ
君はもう隣には
居ないはずだから..
君に貰った ひと欠片の
ビターチョコ
ビターチョコなのに...
どうして...?
どうして こんなにも
Sweetなの...?
君のKissも同じ
こんなにも甘くて...
口溶けが早くて...
スウィートな香りで..
懐かしく 香る
僕の隣で
この暗闇の部屋の中で.
君とのKiss
思い出しながら
スウィートな夢に
溺れて 沈んで...
君を思い出しながら
僕は そっと溶けていた.
マバタキの夢から覚めた後
ふと部屋の灯りをつけた
居ない筈の君が隣に
隣には君が座っている
もう抑えられない衝動
にかられて...
隣にいる君と
スウィートなKiss交す.
もう 戻れぬくらいに
跡形も残らぬくらいに...
2人 同じ夢を見た
2人 共に溶けていた
交じり合う 舌と×××と
君がくれたチョコレートと
同じチョコレートを買ってみた
やっぱり苦かった
君がくれたチョコじゃなきゃ
Sweetじゃないよ
ただの ビター味だよ
僕は 今
君のスウィートなKiss
の 余韻に浸る...
そして 独り 溶けてゆく―・・・