運命の彼 運命の彼女
“でも、この人に
これ以上迷惑
かけられない”

私はなるべく
普通に見えるように
立って

「大丈夫です。
ありがとう
ございました。
あ、
ハンカチ 洗って……
じゃなくて
買ってお返しします
本当にすみません
でした。」


と頭を下げた ら、
頭の上から
「はあ」
と ため息が
落ちてきた
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