運命の彼 運命の彼女

彼の始まりの朝

「立川の桜通り 
オレンジコーポレーションまで」



運転手に告げた俺を
隣に座る彼女は
大きな目をさらに
まんまるに見開いて
驚いた表情で
見つめている




“この様子じゃ
この娘
俺の事知らないな”
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