運命の彼 運命の彼女
何故なら

3週間前に
二年間の香港支社への
転勤から
帰ってきた俺に
同期の 木村が

『吉井 朔情報』


事細かく話して
聞かせるからだ


「朔ちゃんはさあ、
他の子とはナンか
違うんだよね~。」

「あんなに可愛いのに
仕事速いし
周りに気も使えるし
必ず笑顔で
挨拶してくれるんだよ」


「あーあ ランチで
いいから
一緒にしたいな~」

と、こんな具合に。
まだ色々言っていた
気もするが
あまり興味もないので
忘れた
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