運命の彼 運命の彼女
そんな事があったので
電車のドア付近に立ち
ホームを見ていた
俺の耳に


カン カン カン


とエスカレーターを
駆け下りる音と共に
彼女の姿が
見えた時


すぐに
『吉井 朔』
である事に気づいた


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