運命の彼 運命の彼女
「ううぅ…」

電車がでたばかりで人影がなく
ガランとした
ホームに
私の声が
小さく漏れた


“最っっ悪”


今日は絶対に
遅刻できない日だった

そもそも私は
仕事を始めてから
インフルエンザによる
病欠と
有休以外
休んだ事もなく
遅刻だって
一回も
した事がない

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