恋するシンデレラ
会議室で水を飲みながら、愛と盛り上がる。
ちゃんとプチダイエットは続いてる。
もちろん、オシャレも忘れずに。
そのおかげなのかな。
前より、自信がついた気がする。
大好きなアイドルについて語る愛に頷き返しながら、ふと気がついた。
あの二人・・・いなくない?
よーく目を凝らしてみても、姿が見当たらない。
「で、そこでね?
バク宙したの!
バク転じゃないのよ?
凄くない?・・・ってちょっと。
聞いてるの?」
辺りを見渡してた私は、慌てて愛に目線を戻し、
「あ、うん。
凄いねー。」
と笑って誤魔化すと。
『ファンなくせに。』
『さっきはノリノリだったくせに。』なんて、
文句を言われてしまった。
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