恋するシンデレラ



「あっそ。」


不機嫌な表情で隣に座る優斗達。


今、こんな座り位置。


達哉君 愛

優斗  私







「・・・え。
それだけ?」

優斗の素っ気ない返事に反応してしまった。



「それだけ。

他に何があんだよ?」


ボソッと言った優斗は、私の方に体を向けてるけど。

あぐらをかいて、頬杖をつく。



あ、そっぽ向いた。







「別に。

そーですか。」





そっけない態度にムッとしてしまう。




知らないうちに、期待しちゃってたのかもしれない。


バカだよね。






分かってるはずなのに。





話しかけてくれるのは、私がシンデレラだから。




期間限定のシンデレラだから。





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