恋するシンデレラ
「お前、笑えよな。」
「・・・そっちこそ。」
なんだか可笑しくなってきて、二人同時に吹き出した。
まだ手は繋がったまま。
なんて、笑っていたら・・・
『パシャッ!』
眩しい光りが一瞬当たった。
「「・・・・・・・・・え?」」
「あんまりいい笑顔だから。
つい、ね?」
悪びれのない笑顔。
ついって。
ちょっと。
なに、ちゃっかり撮っちゃってるの?
『イチャついてるのが悪いんだよ。』
って、違うからぁー!
なんてやっていたら、皆来ちゃって。
二人の撮影は終わってしまったのだった。
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