恋するシンデレラ









ーーーーーーーーー・・・・・








「はぁーーーーーー。

疲れたー!」





机に突っ伏す。



微かに木の香りがした。




あのあと脇役候補のオーディションをし、見事に愛が魔法使い役に選ばれた。








「奈々ー。愛ー。
おめでとう!」





皆が教室に入るなり祝福の言葉をくれる。





「ありがとう〜!」






とりあえず、受かってよかった。







ガラガラーーーーーー・・







「はい、皆席着いてー。



西塔さん、早乙女さんおめでとうございます。


今から皆に台本を配ります!」






机の上に置かれた1冊の台本。




『姫王合同好演オリジナル劇場

シンデレラ』




ペラペラとめくってみる。







やっぱり台詞多いなぁ・・・・・・・・・・って






「えぇ?!」






・・・・思わず叫んじゃった。



だっておかしいでしょ!



最後のページに書いてあったのは結婚式のシーン。








愛を誓った2人はキスって・・・・








まじーーーーーーーーーーーー!?








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