恋するシンデレラ






言って?

優斗。


今言わなきゃダメだよ。



あ、そっか。
私が口パクで言えばいいんだ!


あ、でもこっちを向いてくれなきゃ・・・





完全に、パニック状態。






ど、どうすれば・・・?






優斗ーーーーーーーーー!

顔上げてーーーーーーーーー!!







その時、優斗が勢いよく顔を上げた。


えっ?
エスパーですか?








・・・あ、もしかして。

台詞思い出した?













でも・・・。


何か、台詞を忘れてたわけじゃなさそう。











だって。






優斗の顔が、あまりにも真剣だから。





そんな風に感じてしまう。









ゆっくりと、優斗の口が開く。

















ドキン・・・









ドキン・・・・・・












体が熱い。







ライトのせいかな。

空調のせいかな。

それとも・・・。










































「好きだ。」









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