恋するシンデレラ
12:30−王子の秘密
気付けば、拍手が響きわたり、アンコールも終わりを向かえようといた。
ハッ。
え、もう終わり!?
無我夢中でやってたから・・・
ふと、あの感触がよみがえる。
熱くって、いい匂いがして。
・・・や、柔らかくって。
ぼぼぼぼっ///
今、物凄い勢いで体温が上がった気がした。
って、私は変態か!
稽古中にもあったじゃない!
・・・・・・でも、でも。
あれは不慮の事故だったから、軽く触れるくらいだったし。
今日のは、もっと、こう・・・
なーーーーーーーーー!(意味不明な叫び)
止めよう、暑くなる。
皆に合わせて深々と頭を下げ、幕が下りるのを待つ。
そんな中でも、私の神経は常に右隣りにあった。
優斗。
なんで、キスしたの?
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