恋するシンデレラ

12:30−王子の秘密





気付けば、拍手が響きわたり、アンコールも終わりを向かえようといた。





ハッ。



え、もう終わり!?



無我夢中でやってたから・・・











ふと、あの感触がよみがえる。





熱くって、いい匂いがして。

・・・や、柔らかくって。











ぼぼぼぼっ///







今、物凄い勢いで体温が上がった気がした。




って、私は変態か!



稽古中にもあったじゃない!






・・・・・・でも、でも。


あれは不慮の事故だったから、軽く触れるくらいだったし。


今日のは、もっと、こう・・・




なーーーーーーーーー!(意味不明な叫び)



止めよう、暑くなる。







皆に合わせて深々と頭を下げ、幕が下りるのを待つ。






そんな中でも、私の神経は常に右隣りにあった。










優斗。


なんで、キスしたの?








< 208 / 304 >

この作品をシェア

pagetop