恋するシンデレラ




「お疲れ様でしたー!」



着替えも、メイク落としも、後片付けも。


皆全部終わった時に響く声。











先生だ。








「凄く、凄く、よかったです。

皆がここまでやってくれて・・・


先生はっ、嬉しいかぎりでっ・・・」




堪えきれなくなったのか、とうとう泣き出す先生。






「先生ー。」
「泣くなやー。」

なんて言っている皆の目にもまた涙。




















「うん。
そうよね!


これから、メインイベントがもう一つあるんだものね!」



涙を拭いて、キラッと笑顔を見せる先生。


















はい?









皆の空気が止まる。





















「あら?
聞いてない?





それじゃあ、より一層楽しめるわね♪」










いやいや。


言っている意味がさっぱりわからないんですけど。






.
< 214 / 304 >

この作品をシェア

pagetop