恋するシンデレラ




「シンデレラ、最高でした!」



優斗を探していた私の動きが止まる。



「・・・・・・・・・え?」





「感動しました!」

「あれはすごいっすね!」

「やばいですよ!

てか、クオリティ高くないですか?」




その勢いに圧倒されるけど。











正直、嬉しい。








でも・・・


恥ずかしい。






「あ、ありがとうございます・・・」



語尾が小さくなる私。


こういうこと、慣れてないからな・・・。

ぎこちなくなっちゃう。





「かわいいーっ!」




えっ?



皆声を揃えるかのように言ってくる。




か、かわいい、っすか?///



めったに言われない言葉に思わず赤面。




そのまま、いろんなことを質問され・・・














って、これだけで自由時間潰れそう。




それはやばい!


優斗に会わなきゃ!!





「あの・・・」


勇気を振り絞った私と被るタイミングで、誰かが私の腕を掴んだ。







.
< 222 / 304 >

この作品をシェア

pagetop