恋するシンデレラ
「シンデレラ、最高でした!」
優斗を探していた私の動きが止まる。
「・・・・・・・・・え?」
「感動しました!」
「あれはすごいっすね!」
「やばいですよ!
てか、クオリティ高くないですか?」
その勢いに圧倒されるけど。
正直、嬉しい。
でも・・・
恥ずかしい。
「あ、ありがとうございます・・・」
語尾が小さくなる私。
こういうこと、慣れてないからな・・・。
ぎこちなくなっちゃう。
「かわいいーっ!」
えっ?
皆声を揃えるかのように言ってくる。
か、かわいい、っすか?///
めったに言われない言葉に思わず赤面。
そのまま、いろんなことを質問され・・・
って、これだけで自由時間潰れそう。
それはやばい!
優斗に会わなきゃ!!
「あの・・・」
勇気を振り絞った私と被るタイミングで、誰かが私の腕を掴んだ。
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