恋するシンデレラ
「・・・・・・あー。
そういうことか。」
何が?
よくわからなくて、思わず首を傾げる。
「わり。
・・・・・・今気づいた。」
「・・・・・・・・・・・・へっ?」
更に真っ赤になっていく優斗。
え、もしかして。
あーん、ってした事も、させてた事も、
意識してなかったの?
「・・・・・・わり。」
そのまま、両手で顔を隠してしまう。
ぷっ。
耳まで真っ赤。
本音を言うと。
確信犯じゃなくて、ホッとしちゃった。
わざとやってたら、嫌だもん。
なんか、チャラい気がしちゃうから。
それにしても。
意識してなかったなんて。
無意識に小悪魔ですか。
困った。
こんなんじゃ、私の心臓がもたない。
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