恋するシンデレラ





チャイムが鳴り響く。






「優斗〜!昼飯食おうぜー」


先生が出ていった瞬間、皆から声がかかった。


「おう!」




この学校の奴らはいい奴ばっかりだ。

芸能界に入っているのに、そんなことを気にしないこいつ等のおかげで、
あっという間に溶け込めた。












ーーーーーー昼休み




外に行かず皆中にいる。



廊下なんかに出たら女子の袋ずめにされかれない。







ざわざわ・・・・




キャーーーーーーーーー!

カッコイイ〜!






女子が段々集まって来たらしい。

廊下は女子で埋めつくされるくらいの多さ。







・・・・うるせー。





俺は机の上に座り、前の尚樹と話し始めた。







「なーなー。」


「ん?なんだよ。」



「あの子、奈々美ちゃんじゃね?」





廊下を見るとそいつと目が合った。



他の男子はこの環境にも馴れ始めたのか騒がしくなっている。







ちょいちょい。


手招きをして呼んでみる。



ちょっと戸惑いながら俺の元に来た。



テケテケ・・・・



もちろん教室に女子は入って来てないから皆の注目の的。







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