恋するシンデレラ




「あっちーな!」

「なんだよ、今日は灼熱のようだな!」


振り返れば、ニヤニヤしている皆。


『いちゃいちゃし過ぎ。』
『暑くてしょーがない。』


なんて楽しそうに言いながら、中に入ってくる。


やっぱり、最後のキスは本当にしてるってわかってたみたい。



何も言ってないのに『おめでとう』と、からかわれてしまった。





もちろん、愛と歌菜には報告。


閉会式の時は先生の話なんかそっちのけで、盛り上がっていた。









「いっただきまーす!」



お金は一人800円。




こんなに安いのに、お任せで頼んでおいたメニューは豪華。



飲み放題、もんじゃは何種類も出て、さらにデザートまでつけてくれた。






おかげで皆大盛り上がり。





「うまー!」

「もんじゃ最高だね!」



なんて、あっという間に食べ終えていく。







「奈々美。」


ふと見れば、達哉君がいた。




自然と、女子と男子に分かれていたから
優斗は少し遠い。






「良いこと教えようか。」



「?


何?」







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