恋するシンデレラ










解散した後、俺は西塔奈々美を呼び止めて引っ掛かた事を話した。














っていうのは建前で、本当は思い出してほしかっただけなんだけどな。




優ちゃんだって事を。













こいつの反応が面白くて思わず頭をぽんぽんって叩けば。




挙動不審になる。






ほんと。

面白ぇやつ。






「ふっ。



んじゃーな、西塔奈々美。」








そう言って出ていった後、
隣の誰もいない準備室に入りうずくまった。














おかしいだろ、俺!

何してんだよ。




暫く、



顔のほてりが治まらなかった。











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