恋するシンデレラ
ーーーーーー・・・・ガラッ
勢いよく開いた扉。
慌てて席に着く私達。
コツコツ・・・・
ヒールの音が鳴り響く。
「皆さん、こんにちは。
今日からこのクラスを受け持つことになりました。
横松香(よこまつ かおる)です。
よろしく。」
席に着いてる私達は唖然とした。
太ぶち眼鏡に高めの位置でのおだんご結び。
厳格な口調に鋭い視線。
まさに怖い先生・・・。
「・・・・なーんてね!」
・・・・は?
「怖くないから安心してください。」
そう言いながら眼鏡を外した。
なんだ・・・・だて眼鏡か。
唖然とする私達を置いて、ニコッと笑った姿は
さっきとはまるで別人だった。
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