恋するシンデレラ









「はーい、一旦休憩にします!

飲み物飲んでいいですよ。

ただし、汚さないでくださいね!」





え。


飲み物?





しまった。
持って来てないよー。




水道ぬるいんだよね・・・・








下の自販機までダッシュしようかと思った時。













「西塔奈々美。」







うっ、この声は。





バッと振り返ると偉そうなあいつ。






佐倉優斗。








「なんだよ。

その嫌そーな顔は。」

「別に。」







不機嫌に答えると『ほら。』と、軽く何かを投げられた。










「うわっ。」






ぎりぎりで受けとめたそれは、

スポーツドリンク。








< 41 / 304 >

この作品をシェア

pagetop